こんにちは、JIJI CRFTこと田中博臣と申します。
板橋区成増のCafé & Gallery Patinaでのスケッチランのぐちさんの紹介で投稿いたします。
この10年、季節も天候も関係なく毎日走っている。
出身は田舎だし、陸上部でもないけれど、なぜかマラソンだけは速く小中高とずっとトップだった。ところが大学進学以降、酒は飲むわ運動はしないわで20年前には肥満率30%超になり、健康診断の数値も軒並みイエローカードに。
一方でリタイア後の生活を考える時期にもなり、色々趣味ややるべき事を模索した時に思ったのは、子供の頃得意だった事や好きだった事、経験のある事はハードルが低いと言う事。
ランニングは楽ではないとも思いつつ、メタボには良さそうだし、得意だった事が背中を押したような気がする。ところが走り出してみるとどんなに頑張ってもキロ5分が切れない。全盛期の半分近いスピードかと思う気持ちと、いやいや継続は力なり(当時は大学受験用ラジオ講座の合言葉がこれだった)と言う気持ちが交錯していたのが前半の5年、吹っ切れて、その日の気分で時おり歩いてみたり、タイムから離れて5年と言うところか。
おかげで今は標準体重まで減量出来て、健康診断の数値もイエローはなくなり、その他の趣味もそれなりにやりながらリタイア生活に突入した。
さて、ではなぜ毎日走っているのだろうと考えてみると、実は同じようにマラソンの速かった高校の同級生W君が毎日走っていると言うのを知ったのがきっかけである。
30年近く前に彼と飲んだ時に、毎日10km走っていて当然翌朝も6時起きして走ると言っていた事、走るのに季節も天気も関係ないと言っていた事、おまけにフルマラソンがベスト3時間10分程度と言っていた事が、当時は中年にもなって信じられない、よくやるわと思っていたのに、実は潜在意識として澱のようにたまっていたのかもしれない。同じようなスピードだったのに、片やメタボに、片やサブスリー手前、まさに継続は力なりを地で行く話である。しかしそこからすぐに改心して走り出すほど上等でもなく、それでも病気をした事をきっかけに減量と食事の改善だけには取り組み、10年前を迎えた訳である。
実は、結局酒は止めないままになっていたのだが、走り出すのと同時に止めて今日に至る。
今となっては必ず走る事そのものに重きを置くと言うより、10年続けていればさすがに生活の一部として組み込まれているのでウォーキングでも構わないし、必ずしも豪雨の日にやる必要もないのかもしれないと思う。
因みに件のW君に先日会ったので聞いたら、見事10,000日連続ランを達成したらしい。日数をきっちりカウントしているのも、誇らしげに言うとところも彼らしくて高校時代から全く変わっていないのだが、60代の後半になり、競争と言うのではなくお互いの良い刺激になればいいと考えている。
リタイア後にスケッチラン野口さんと知り合ったコミュニティで、最近英会話、書道、鍵盤ハーモニカを同時に始めてしまった。3つ一度にと驚かれるかもしれないが、これらはいずれも過去にやった経験があり、その中でやり残し感があったり、嫌いでなかったりと言う共通点がある。年を取っても何かにチャレンジし、一歩ずつでも進んで行けるものを探しつつ、無理をせず1日1日が充実した日々になるように過ごしたい。
残された課題はタバコだけか。
ランニングを始めたきっかけなどを書いてみました。
以下ランニングの風景の写真です
外苑にある周回プレート
コメント
職場のメタボ診断で引っかかってからランニングが本格化したところだけは私も同じで、妙な親近感を覚えてしまいました。
鍵盤ハーモニカですか。私は、たまにですが、リュックにリコーダー一本差して走っていって山の中で吹いたりしています。童心に帰ります。