LSDをめぐる二つの本をご紹介します。
「LSD」の名付け親ヘンダーソンがそのLSDを紹介した本「LSD - 人に優しいトレーニング」、
そして、
その中でLSDを活用して全米25km, 30kmチャンピオンとなったオスラーによる練習法「長距離走者のためのコンディション作り」
この度、著者の許諾を得て、初の邦訳を公開致します。
どなたでも、閲覧、ダウンロード、コピー、再配布をしていただくことができます。いずれも無償です。
ただし、これらの本を商業目的で利用することはできません。
翻訳は、以下のリンクからどうぞ。(googleドライブです。googleアカウントは不要です。)
https://drive.google.com/open?id=11lVr4m-A5ru09zNqwuO1Ve9sUnOfccDY
PDF、Word、ePUBの3種類のファイルフォーマットがあります。
PCでの閲覧や印刷にはPDF版、
スマホでの閲覧にはePUB版をおすすめします。
視覚障がいをお持ちの方には、Word版からテキスト情報を抽出して自動読み上げソフト等でのご利用をおすすめします。
LSD - 人に優しいトレーニング
ジョー・ヘンダーソン著
Long Slow Distance - The Humane Way to Train (1969) 全訳
「LSDは単なるトレーニング方法なのではない。それは、スポーツというものを丸ごとどう捉えるかという問題なのだ。」(ヘンダーソン)
今日では、マラソンに向けたトレーニング法の一つだと思われることも少なくない「LSD」。当時26歳の若者だったヘンダーソンが唱えたLSDとは一体何だったのか、彼はLSDによって誰に何を伝えようとしたのか。1969年の初版からちょうど50年が経過した今でも、その価値は失われていません。その名付け親が初めて「LSD」を紹介した小冊子です。初版からちょうど50周年に日本語訳を出すことができました。山西先生のあとがき付きです。
長距離走者のためのコンディション作り
トム・オスラー著
The Conditioning of Distance Runners (1967) 全訳
「この本を書いた目的は、誰しもがランニングを楽しみ、そして走力を向上させることができるようにすることだ」(オスラー)
オスラーは、79歳の現在も現役の数学教授でもあり、かつては25k、30kの米国選手権優勝のトップランナーでもあった経歴を持った異色の人です。彼はさながら実験家のように徹底的に様々なトレーニング法を実践しました。
リディアードに倣い乳酸閾値以下の基礎トレーニング(base conditioning)に、独自の研ぎ澄まし(sharpening)と呼んだレース前のハイスピード練習。実験家オスラーの面目躍如です。
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