吟走プラス 8月の句


みなさま、お元気でしょうか。
残暑御見舞を申し上げます。

また、先月来の豪雨や台風により被災なさった方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

山西哲郎氏は、東北大震災の直後にこう記しています。
被災地の人々には生活もなく、とても走る楽しさを味わうこともできません。しかし、走ることは我らの生活生存を支えることであり、生活をエンジョイする走る文化です。となれば、悲惨の大地を走る一歩一歩の足跡から生活が甦って、ランニングを楽しめることができる人や町が再生されると思います。それは誰しも歌を歌い、絵を描いてみたくなるように、楽しく走りたくなる感覚が自分の中に潜んでいるからです。
  楽しいランニングのススメ(2011)あとがき


さて、
今月は、間さんと加川さんからも句をいただくことができました。
間さんには、走っているときに発想して詠まれたという句たちに豊かな色彩を感じ、
加川さんには、句にあるとおり縁側で涼んでいるかのような感覚を覚えました。


早くも立秋を過ぎて、俳句の世界では秋となりました。
一向に治まる気配もない猛暑に汗だくになって走り歩きつつも、移ろいゆく季節の気配をふと垣間見ることがあります。
季語もまた、少しずつ、秋を迎える準備を進めているかのようです。

みなさまのご健勝をお祈りいたします。

北島政明


















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